日頃より電動バイクの安全運転にご協力いただき、誠にありがとうございます。
電動バイクを使用するにあたり、道路交通法および道路運送車両法に基づき、使用者には常に車両を安全な状態に保つ義務があります。
安全な運行を維持するため、日常の点検・整備、バッテリー管理、そして消耗部品の定期的な確認・交換が重要です。
■関連法規の概要
道路交通法第71条(運転者の遵守事項)
運転者は、電動バイクの運行前に、その装置(ブレーキ、灯火類、タイヤ、ミラーなど)が正常に作動することを確認し、安全な運転に努めなければなりません。
道路運送車両法および保安基準(電動バイク含む二輪車も適用対象)
電動バイクは、保安基準に適合した状態で維持される必要があり、整備不良や異常があるまま運転してはいけません。
■使用者の具体的義務
走行前点検の実施
ブレーキ、タイヤ、灯火類(ヘッドライト、ウィンカー、テールランプ)、ホーン、ミラー、メーター類などを確認してください。
バッテリー管理
走行前に充電状況を確認し、電圧の異常や充電機のトラブルがないか確認してください。
膨張・過熱・異音・異臭があるバッテリーは使用を中止してください。
消耗部品のメンテナンス
電動バイクには、ブレーキパッド、タイヤ、チェーン、駆動ベルト、バッテリー端子、ライト類など、使用に伴って劣化・摩耗する部品があります。
これらは使用頻度や走行環境、運転方法によって消耗具合が大きく異なります。
異音・振動・制動力の低下・タイヤの摩耗などが見られる場合は速やかに点検・交換を行ってください。
異常時の対応
運転中に異常を感じた場合は速やかに停車し、使用をお控えください。
定期点検・整備
定期的に点検を行うことでいち早く異常に気付いたり、故障やトラブルを未然に防ぐことができます。
安全に使い続けるためには、日々の確認と定期的な整備が不可欠です。
「問題が起きてから」ではなく、「問題が起きる前に」対応する意識を持ってご使用ください。
ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。